悠湯の郷ゆさ(山形市黒沢温泉)に泊ってみた
今回、紅葉と温泉を楽しみに山形方面の宿に選んだのが山形市の黒沢温泉にある「悠湯の郷ゆさ」という宿。
山形市近辺では蔵王温泉や上山温泉などが有名なわけですが結構と泊ったところも多いので今回はじゃらんで評価が高かったゆさを選んでみました。
黒沢温泉ってあんまり聞いたことがないのでどんなところかと思いましたが言ってみると山形観光物産館のすぐ近くです。
なんか企業団地みたいなところを抜けてすぐですからあんまり温泉街に来たなーという風情はありません。
外観もコンクリート打ちっぱなし風ですから日帰り温泉施設?って印象です。
その分、中はまだ新しいのできれいです。
まずこの宿で特筆すべき点は部屋からの眺望です。
部屋から見える蔵王連峰はまさに一枚の絵をみるようで蔵王の景色を独り占めしているような満足感があります。
私の行った時期はすでに蔵王の紅葉は終わり始めていましたから紅葉真っ盛りはもっと最高でしょう。
この宿は全室蔵王連峰側のようでしたからどの部屋からもこの眺望が拝めるとは思いますがやはり客室最上階の4階がおすすめ。
大浴場と露天風呂は5階ですから温泉に浸かりながら蔵王連峰の景色も楽しむ事もできました。
夕食は私の場合飲み放題コースを頼んだためメーンは山形豚のしゃぶしゃぶとお安いコース。
料理自体安いコースですから高級食材を使っているわけではありませんが、ちゃんとした料理人が作った料理という感じで好感が持てました。
50代の男性にちょうどよい量でしたから女性には充分な量の料理だと思います。
ここの飲み放題は大江戸温泉グループのようにセルフじゃないので仲居さんが持ってきてくれるスタイルでビールは瓶ビールのみ。
焼酎はありますが酎ハイもないのでオレンジジュースも頼んで自分で割る感じで珍しいですね。
酎ハイ好きな人にはちょっと面倒くさいし、種類も限られちゃうので微妙かもしれません。
但し、日本酒が旨いのが最高です。
上山温泉にある高級旅館で有名な「古窯」オリジナルの日本酒が飲み放題メニューに入ってます。
なんでゆさで「古窯」オリジナルの日本酒??とは思ったのですが理由は後でわかりました。
ちなみに後からお酒の値段をみてみたら通常だと300mlの小瓶で1700円くらいするお酒だったようで美味しいのも納得です。
ちなみにこの「古窯」オリジナルの日本酒は銀座に有る古窯が経営する料理屋さんでは1900円するみたいです(汗)
燗はもちろん冷でも頼めます。
どうやらこのお酒を作っているのは「新藤酒造」という酒蔵で九郎左衛門、雅山流、泉氷艦などとても有名なお酒を作る酒蔵らしいです。
山形県米沢市にあり、一般消費者への小売販売もしておらず酒蔵見学もできない言わば幻の酒蔵だとか。
瓶ビールもほんとはお店的にはコストが高いだろうに「古窯」オリジナルの日本酒も飲めるセルフではないリッチな飲み放題を楽しめますからお酒好きには飲み放題プランはコスパ高いです!!
朝食は20品くらいの小鉢料理が入ったお膳であとのものはバイキング形式というスタイル。
なんかこの朝食のスタイルどこかで見たこと有るなーと思い出してみた所、上山温泉の古窯と同じスタイルです。
使っている器も似た感じですのでどうやら古窯が経営している宿のようですね。
どうりで「古窯」オリジナルの日本酒が出て来るわけです。
「古窯」のリーズナブル版というか15時までは日帰り入浴もできるそうなので「古窯」が別スタイルで経営している温泉施設だったようです。
正直ついた時の日帰り温泉施設的な佇まいに「失敗したかな・・・」とも思いましたが
帰るときにはじゃらんでの高評価もうなずけるなと感じさせるお宿でしたので
特に瓶ビールと旨い日本酒に目がない方は飲み放題プランでの宿泊をお薦めします。
蔵王連峰独り占めを楽しんでみてはいかがでしょう。
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